2週間以上ぶりの更新になっちゃいました。
実は6月末から1週間、海外出張に行っていて、帰国後も溜まった仕事でバタバタしてました。
海外出張させてもらえるっていうのが、今の会社に転職して一番良かったコトかもしれない。
なんていったら怒られるか。笑
海外出張というとなんだかエリートリーマンのように聞こえるかもしれませんが、商談とかするワケじゃなく、「現地を見てみましょう」っていうお勉強出張なので、こんな英語力のヒラ社員でも行かせてもらえるワケです。
普段から旅行好き・ひとり旅好きと公言してるので、「こいつなら行かせても大丈夫かな。」と思ってもらえてる気もします。
コレもひとり旅の効用!?
☆☆☆
さてさて、だいぶ間が空いてしまいましたが、ここ最近はロサンゼルス旅行の記事と「❝ひとりたび❞ の作り方」を交互に書いてます。
今回は実際の 「❝ひとりたび❞ の作り方」を詳しく書いていく記事。
<関連記事>
前回ご紹介した逆引き計画の第1段階「フライトから行き先を絞り込む」を数回に亘って詳しく解説していきます。
ざっくりおさらい
以前の記事、「初めての ❝ひとりたび❞ の作り方を簡潔に5行でご紹介。」でざっくりご紹介した、「フライトから行き先を絞り込む」の詳しいやり方は…
Step1:JAL/ANA 直行便があって、イイ時間に発着する都市から、気になるところをピックアップする
でした。
これを要素に分けると、
- 日系航空会社
- フルサービスキャリア
- 直行便
- 発着時間
となります。
「外資系じゃダメ?」
「LCCじゃダメ?」
「乗り継ぎ便じゃダメ?」
全部ダメじゃないです。
外資系もLCCも乗り継ぎ便も、イイトコ沢山あります。
だけど、初めてのひとり旅、特に海外旅行の経験が少ない人・英語が得意じゃない人には、デメリットの方が大きいっていうのがTAOの考え。
初めてのひとり旅は不安ばかり。
ちょっとでも不安要素は減らした方がいいですよね?
ってコトで、「なんで?」を1つずつ説明していきます。
今回は「なんで日系がイイの?」編。
「初めての ❝ひとりたび❞ の作り方を簡潔に5行でご紹介。」では、
初めてのひとりたびには、日系フラッグキャリア=JAL/ANA の直行便で行けるところをオススメします。
と書きました。
「フラッグキャリア」とは、「その国を代表する航空会社」や「国策で運営される航空会社」を指します。
っていうか指すそうです。
知らずにイメージで「その国で大きいフルサービスキャリアのことでしょ~」って思って知ったかぶりしました。ごめんなさい!
日本ではもともとJALでしたが、最近はANAと規模や就航路線の違いがほぼ無いので、JAL→ANAになった、なんて論調もあるよう。
TAOはANA好きですが、ケンカは嫌いなので両方ともフラッグキャリアということにしておいていいですかね。うん。
…と、いうことでお詫びして訂正させてください。
初めてのひとりたびには、日系フルサービスキャリア=JAL/ANA の直行便で行けるところをオススメします。
特にフラッグキャリアにこだわりは無いです。ごめんなさい…。汗
日系と外資系の違い
日系は日本の会社、外資系は海外の会社です。
(「わかるわっ!」って突っ込みが9割型と思いますが、一応ね。一応。汗)
「なんとかジャパン」みたいな支社はだいたいの航空会社であると思うけど、おおもとが海外ってコトですね。
コレ、当然のことながら、その国のカルチャーが運行状況やサービスに出る気がします。
外資系航空会社のTAO的印象アレコレ
写真:エミレーツ航空
例えば、TAOが今まで乗った航空会社でいうと…
●カンタス航空・Jetstar(オーストラリア)
明るくてフレンドリー♪
悪気なく、きっとグランドスタッフ的にはサービスのつもりで、せっかくの座席指定を勝手に変えられたコト有。
カンタスのアメニティは個人的に好き。Jetstar の機内食は、実は今までで一番美味しかった!(エコノミーでの比較)
●ユナイテッド航空(アメリカ)
合理的というか事務的というか。さっぱりドライな感じ。
機内食は…コメントを差し控えます。
●エミレーツ航空(U.A.E ※ドバイ)
機材やアメニティが豪華。
サービスは感じはイイけどムラがあって、空港での案内と実際のゲートの状況が全然違ってたり、機内では頼んだモノをよく忘れられる。
●セブパシフィック航空(フィリピン)
CAはフレンドリーで機材もグッズもカワイイ♪
時間はゆるゆる。とっくに出発時刻を過ぎてるのに「遅れてない」と言い張ったり。
とかとか。
※あくまでTAOの独断と偏見に基づきます。
日本人はやっぱり日系企業が合うんだと思う
写真:ANA
対して日系はやっぱり日本人の感覚に合うなと思います。
それがイイとか悪いとかじゃなく、マジメ。細やか。
空港やラウンジでの手続きではきちんと色々説明があるし、アップグレードできるときも「しますか?」とちゃんと聞いてくれる。
(出張で外資系航空会社だったとき、上司と一緒だからアップグレードされたら気まずいのに、一言も言わず勝手にされたコト有。まぁ、プライベートなら大歓迎なワケですが。)
空港での手続きで、こっちがイレギュラーなコトをお願いしても、嫌な顔ひとつせずになんとかしようとしてくれる。
しかも、その手続きに3分くらい待っただけで、「お待たせして申し訳ございません。」って10回くらい謝られたり。(逆に恐縮するのでやりすぎな気もするけどね。汗)
もちろん、遅延するときはこまめにアナウンスがある。
(そもそも天候以外の理由でそんなに遅れない気がする。)
そして機内の清潔さも、やっぱり日系はちゃんとしてます。
世界の航空会社や空港の格付けを行っているスカイトラックス社の2019年世界航空会社格付けランキングでは、清潔さでANA 2位、JAL 3位。
こういう、日本人の細やかさやマジメさ、清潔さに慣れていると、外資系の対応にはびっくりしたりイライラすることもあるんじゃないかと思います。
外資系が悪いってコトじゃない
もちろん、「外資系」で一口にはくくれないし、JAL/ANAよりサービスや機材が良いと言われてる外資系航空会社も沢山あります。
先ほどのスカイトラックス社のランキングでも、2019年の1位はカタール航空、2位はシンガポール航空。
TAOも「一番好きな航空会社は?」って聞かれたら、シンガポール航空かバンコクエアウェイズかANAか悩みます。ジェットスターも悪くないな。
外資系のほっといてくれる or 逆にめちゃくちゃフレンドリーな感じや、航空会社によってはデザインがめっちゃ可愛かったりするのは嫌いじゃない。っていうかむしろ好き。
そのゆるさに、ホッと心安らぐこともあります。
だけど…
日本語の安心感
写真:ANA
そういう外資系のイイところを全部ひっくるめても、初めての海外女子ひとり旅にオススメなのはやっぱり日系。
他の何をおいても、日本語で全て完結するっていうのは本当に安心なんです。
目的地に着くまでホームでいられる
写真:JAL
外資系は、当然ながらクルーもその国の人がメイン。
(日本との直行便なら、1人は日本人がいるハズだけど、自分の席の担当とは限らない。)
だから、フライトアテンダントとの会話も全部英語なワケですね。
これ、英語があんまり得意じゃないと、地味に精神的にきます。
TAOの初めてのひとりフライトのときは、シンガポール航空でした。
CAさんはシンガポール美人ばかり。
日本人CAはビジネスクラスの担当とかだったのか、1人も見当たりません。
そもそも国際線に乗るのはまだ3回目ってコトもあり、慣れてないので、機内食のメニューがシートポケットにあることに、まずびっくり。
「え?『ビーフ or チキン?』って聞かれるんじゃないの??驚! ソワソワソワ…」
食後には、美人CAさんがにっこり笑って、
「コーヒー or ティー?」
TAO心の声↓
「ゔ〜…りんごジュースが飲みたいよう。
『Apple Juice, please ?』とかでいいのか?
っていうかシンガポールにもリンゴジュースって普通にあるのか?…汗」
(普通にありました 笑)
まぁ、ビビリすぎと言われればそれまでなんですが(汗)
小心者のTAOは、CAさんが来るたびに、いちいちピシッと背筋を伸ばして、英語をちゃんと聞き取ろうと、そして言われたことにどう返したらイイか、全神経を集中してました。
コレね、もう行きのフライトで体力と精神力を消耗するわけです。
日系便なら、CAさんの大半は日本人。
目的地まで安心してリラックスした状態で向かえます。
トラブル時の対応
写真:ANA
そして、一番日系便のありがたみを感じるのが、なんといっても遅延や欠航時の対応。
びっくりしたりイライラするだけならまだしも、飛行機乗れなかったら困ります。
飛行機って、わりとよく遅れるんですね。
航空関連のデータを提供している「OAG Aviation Worldwide Limited(OAG)」という会社があるんですが、ココが提供している2017年6月〜2018年5月までのフライトの定時運航率の平均を取ってみたところ…
対象となっている137社の定時運行率 75.5%
=(イコール)
遅延率 24.5%
つまり、なんと、4本に1本は遅れる計算です!
引用元:
もちろん、定時運航率1位の会社は95.6%、最下位の会社は41.6%で、会社によって歴然とした差があるので、あくまで計算上の平均値ではありますが。
実体験からいうと、TAOの今までの国際線フライト数 66本中、遅延は7本。10.6%が遅延してます。
めちゃくちゃ多くはないけど、「遅延って割とフツーにあるんだなぁ」ってイメージじゃないでしょうか。
ちなみに、上のOAGデータでのANA・JALの定時運航率は、
JAL 84.5%(19位)
ANA 83.9%(22位)
この前の年は、JAL 6位(99.1%) / ANA 9位(97.4%) だったみたいですね。大幅ダウン。どうしちゃったのか。
思ったよりは上位じゃなかったですが、このデータは、日本でいうとフジドリームエアラインズや琉球エアーコミューターのような、就航路線・本数の少ない航空会社も含むので、この期間のフライト数が10万回を超える大きな会社に限定すると、
JAL 5位 / ANA 8位
でした。これはなんとなく感覚値に近い気がします。
★定時運行率とは?
定時運航率とは「出発予定時刻後、15分以内に出発した便の割合」だそうです。
まぁ、飛行機、特に国際線なら、イミグレが混んでれば15分くらいすぐに経っちゃうので、確かに誤差の範囲ですね。
フライト遅延時にしなきゃいけないコト
今までTAOが経験した遅延は7回。そのうち長いものでは2時間くらいの遅れが2回ありました。
長いとはいってもそこまで長時間じゃなかったのと、どれもその先に乗り継ぎがなかったので、幸いにも旅程に大きな影響はありませんでした。
それでも、目的地での空港送迎サービスの会社に、乗継地の空港からどうにか連絡を取らなきゃいけなかったり、深夜着予定が更にずれ込んで、ホテル着が日をまたいでしまいそうだった時は、来ないと思われて予約を勝手にキャンセルされないよう、ホテルへの連絡が必要だったり、割といろいろやることがありました。
だけど、こういう対応をするのにも、「どのくらい遅れる見込みなのか?」「なんで遅れてるのか?」がわからないと、どうしようもないですよね。
そして遅延や欠航の時は、こういう情報が空港アナウンスで流れます。
日本発便の時は日本語なのでまだいいんですが、現地発の場合は英語です。
ザワザワした空港内だから、ただでさえ聞き取りづらいのに、ネイティブスピードでしゃべられると、もうお手上げ。
そうなると、チェックインカウンターや搭乗ゲートにいる、航空会社のグランドスタッフに聞くしかありません。
さらに、TAOみたいに2時間くらいの遅れならじっと待てばいいですが、コレがもっと長時間になったり、ましてや欠航となれば「振替便はどうなるか」とか、「今日泊まるホテルはちゃんと用意してもらえるのか」なんて交渉が必要になってきます。
そんなトラブル対応を、日本の会社相手に日本語でやるのと、海外の会社相手に英語でやるの、どっちが安心??
TAOは絶対前者です。
海外の空港出発時も、日系便なら基本的に1人は日本語喋れる人がいるはずなので、困ったら頼れますしね。
☆☆☆
っていうようなコトを色々考えていくと、初めての海外女ひとり旅には、やっぱり日系航空会社がオススメです。
確かに外資系よりちょっと高かったりすることもあるんですけどね。
でも、「初めて」はわからないことだらけ。ちょっとのお金で解決できることもあります。
格安旅は2回目以降にして、まずは無事に行って帰ってきて自信をつけるのが良いんじゃないかな?と思ってます。
では、今回はここまで!
お読みいただき、ありがとうございました♪
<Step1-② はこちら↓>
<❝ひとりたび❞ の作り方【初心者編】の記事はこちら↓>
<ANA ビジネスクラス搭乗記はこちら↓>