安全シリーズをめでたく書き終わったので、いよいよ実際の ❝ひとりたび❞ の作り方を書いていきたいところですが、先月行ったロサンゼルス旅行の話も、記憶と情報が新鮮なうちにUPしておきたい。
ってコトで、しばらく本編 ❝ひとりたび❞ の作り方とロサンゼルス旅行のお話を交互に書いていこうと思います。
今回は、ロサンゼルス旅行編♪
<ロサンゼルス旅行のお話達はこちら↓>
☆☆☆
先月のロサンゼルス旅行での一番の発見は、Uberアプリでシェア自転車サービス ❝JUMP❞ が使える!ってコト。
感動レベルで❝ツカエル”サービスだったんですが、サービスが始まったばかりなのか?あんまりネット上に情報が無かったので詳しく説明してみます!
「シェア自転車って何?」ってところから説明していくので、今まさにロスにいて、「そんなことはいいから、とりあえず使い方を教えて!」って人は、目次から❝
4.「Uber JUMP」の使い方❞ に飛んでくださいね。
※この記事は2019年5月末時点の情報です。
シェア自転車サービスとは?
自転車の共用、という意味で用いられる表現。
市中に自転車の貸出し拠点が設けられ、利用者はいわゆる「ちょい乗り」に利用できる、というサービスを指す。
観光地などでの手軽な移動手段として導入される例がある。
シェアサイクルと似た事業としては「レンタサイクル」が挙げられる。
日本でもドコモが参入してたりしますが、普及率はまだまだですね。
「シェアサイクル」というのは和製英語みたい。
「バイクシェア」「シェアバイク」ともいいますね。
英語圏では cycle sharing あるいは bicycle sharing (バイシクルシェアリング)と呼ばれることが多い。
らしいです。
ポイントは「観光地などでの手軽な移動手段として導入される例がある。」ってトコ。
実はここ数年、海外では観光地を中心に続々と自転車シェアサービスが立ち上がってるんです。
環境保護&渋滞緩和の意味もあるみたいですね。
「ふ〜ん。でも、なんかよくわかんないし、めんどくさそう。」
確かに、聞きなれないサービスだし、TAOも最初は「ハードル高そうだなぁ。」って思ってました。
でもコレ、実は女ひとり旅にとってもハマるんです!
女ひとり旅にシェア自転車をオススメする理由
結論から言っちゃうと…
「安全に、気楽に、広範囲を移動できる!」
ってコト。
ちょっと詳しく説明してみます。
タビナカの移動手段は何がベスト?
タビナカの移動手段は色々ありますね。
さっと思いつくだけでも、
- 徒歩
- バス
- 電車・地下鉄
- タクシー
- Uber
- チャーター車
- ホテルのショーファー
- レンタカー etc...
こんなに沢山!
TAOは元々「徒歩」派でした。
なんでかっていうと、街歩きを楽しめるってコトと、一番不安が無いから。
とはいえ、歩ける範囲には限度があるので、次に使うのが、地下鉄やバスなんかの公共交通機関。
だけど、都市や路線によっては、治安やスリが心配だったりします。
路線を調べるのも割と大変。(それが楽しかったりもするけど 笑)
❝現地の人の生活を垣間見れる❞ って意味では、楽しいし好きなんですけどね。
ただ、目的地の近くに駅が無いことも。
で、車は最終手段。
なぜって「知らない男性と密室で2人きり」って状態はできるだけ避けたいから。
最近は女性ドライバーも増えてきてますが、経験上、9割方男性ですね。
やむなく使う時も、ホテルのショーファーやUberやGrabなんかの配車サービスにして、ドライバーの身元が担保できないって意味で、タクシーはできるだけ避けてます。
が、やっぱり地下鉄やバスに比べると、どうしても高い!
同行者と割り勘できないひとり旅には痛い出費です。
自転車ってどのくらいの範囲を移動できるの?
そんな女ひとり旅の移動の悩みを解消してくれるのが、自転車シェアサービス♪
自転車だと、6〜7kmくらいの範囲なら全然行けちゃいます。
電動アシスト付なら、ほとんど疲れを感じないレベル。
コレがどのくらいの距離かっていうと…
なんと、東京駅から渋谷や新宿くらいまで行けちゃう!
つまり、山手線の内側なら、自転車だけで移動できちゃうんです。
TAOはロサンゼルスで、サンタモニカからマリーナデルレイまで、7km近く走りましたが、全然ツラさは感じませんでした。
上の画像は、実際にGoogle Mapでルート検索してみたもの。
歩くと1時間16分の距離が、自転車だと20分!
時間帯と渋滞具合によるとは思いますが、車でも16分はかかる計算なので、所要時間も車と比べて遜色ないですね。
ロスだとGoogle Map でルート検索をしたときに、自転車のルート・時間が表示されるんですね。(上の画像の赤枠部分)
でも、東京だとマークはあるものの、ルートや時間は出ない。
なんでだろう??
ってことで理由はナゾですが、ロスで「自転車もいいな~」って思ったら、Google Mapで簡単に所要時間やルートを調べられるので便利ですよ♪
ってコトで自転車シェアは海外女ひとり旅にピッタリ♪
これだけの広範囲を、スリやぼったくりや誘拐(!)のリスクに怯えずに移動できる!
まさに女ひとり旅にピッタリなサービスだと思いませんか??
TAOが海外でシェア自転車を使うのは2回目。
今回は会社の先輩と2人旅でしたが、初めて使ったときは、ひとり旅@シンガポールで、とっても便利でした♪
シンガポールは観光地がギュッと真ん中に詰まっているので、自転車で軒並みカバーできちゃいます。
ex.)マリーナベイサンズ~オーチャード
→ 約4km弱 / 徒歩50分 / 電車30分弱
⇒ 自転車15分
マリーナベイサンズ~リトルインディア
→ 約3.5km / 徒歩45分 / 電車20分
⇒ 自転車10分
レンタサイクルとどう違うの?
「レンタサイクル」=レンタル自転車は、きっと聞いたことあると思います。
サンタモニカ~ベニスビーチのサイクリングは人気なので、ガイドブックでもレンタサイクル屋さんが紹介されてたりしますしね。
TAOも最初はレンタサイクルを使うつもりでいたんですが、現地で「Uber JUMP」を発見してこっちを使うコトにしました。
そんなレンタサイクルとシェア自転車の違いをご説明!
サンタモニカで自転車乗りたい人用に、詳しいお店情報なんかも書いてみますね。
借りる&返す場所
<レンタサイクル>
お店で借りて、そのお店に返す。
つまり一方通行や乗り捨てはできない。
★サンタモニカのレンタサイクル店はこんな感じ↓でいくつかあります。
この地図だと表示されなかったけど、Perry's Cafeっていう海の家的なお店がビーチ沿いにあって、そこでも借りられます。
<シェア自転車>
これは大きく2パターンあります。
①ステーション型
・地域にいくつかあるステーションから借りてステーションに返す。
借りるのと返すのは違うステーションでもOK。
②乗り捨て型
・街中に置いてある自転車に乗って、好きなところに置いておく。
(もちろん、通行の邪魔にならない&ルールに沿ったところに。)
今回利用した「Uber JUMP」は後者。
ちなみに、シンガポールで利用した「oBike」も後者。
これ、わざわざステーションを探す必要がないので、本っっっ当に便利です!
「どこでも乗り捨てOKだけど、ステーションもあって、ステーションに返すと安い」って複合パターンのサービスも。
※「oBike」は今は破産してサービス停止になってます(汗)
このお話も追ってUPしたいと思ってます。
利用料金
<レンタサイクル>
だいたいのトコロは、1時間 or1日単位
例えば、上で紹介した人気のレンタサイクル店「Perry's Cafe」の料金表はこちら↓
黄色い★マークが電動アシスト付自転車です。
※「Uber JUMP」が電動アシスト付なので、それで比較してみます。
スマホだと見づらいかな?
拡大すると、こんな感じ。
1時間 ⇒ $25
1日 ⇒ $75
わりとかかりますね…。
<シェア自転車>
1分~1時間単位
これはサービスによって全然違います。
「Uber JUMP」は1分単位で、$0.15/分。
*1: 2019年5月時点
TAOは今回、朝の9時~夕方6時くらいまで、だいたい丸1日乗りました。
実際の利用総額はこちら↓
ー 利用した区間 ー
①サンタモニカピア~ファーマーズマーケット
②サンタモニカピア~ベニスビーチ
③ベニスビーチ~アボットキニー
④乗ろうとしたら不具合があったので、スグに終了した分
⑤アボットキニー~DSW(マリーナ・デル・レイ)
⑥DSW~トレダー・ジョーズ(マリーナ・デル・レイ)
⑦トレダー・ジョーズ~ベニスビーチ
だいたい1日 ⇒ $30.06
レンタサイクルの半額です!
もちろん、毎回乗り捨てして、新しいモノを借りているので、自分のそばに自転車が無い時間もあります。
だから厳密には「1日利用」として比べられないかも。
ただコレ、買い物したり、街歩きしたいときは、いちいち自転車を引いて行かずに放っておいていい!っていうメリットでもあるんですね。
※1
この記事、ここ数日でちょっとずつ書いてたんですが、その間に Uber JUMP からこんなメールが↓
残念なコトに、6/14から、利用料金が $0.15/分 → $0.30/分 に値上がりするようです。
そうすると、単純計算で倍だから、レンタサイクルと料金的には変わらなくなりますね。
借り方
<レンタサイクル>
お店で店員さんとやり取りして、
借りる → 支払う → 返却する。
つまり英語力必須!
ロスでは身分証とクレジットカードの提示を求められるらしいです。
<シェア自転車>
これもサービスによって違いますが、だいたいは…
①アプリをダウンロード
↓
②会員登録
↓
③クレジットカード登録
(デポジットが必要な場合も。)
↓
④アプリ上で自転車を予約
↓
⑤自転車のQRコードをスキャン or PINコード入力
↓
⑥終了後、クレジットカードへ自動請求
全部アプリ内で完結できちゃうんですね。
そして、今回利用した「Uber JUMP」の大きなメリット!
Uberアプリで使えるので、アプリ利用者なら面倒な会員登録不要!
①~③のステップを省略できちゃうんです。
海外アプリは、当然言語が英語のみなことが多いので、コレはありがたいですね。
そして、自転車を壊されちゃったりした時の補償のために、デポジットが必要なサービスもあるのですが、「Uber JUMP」ならそれも不要。
シンガポールで利用した「oBike」はとっても良かったんですが、デポジット(5千円くらい)の返却手続きが面倒&「またシンガポール行こう!」と思って放っておいたら、まさかの倒産!!
シンガポールのIDを持っている人は返金請求ができたようなのですが、TAOは泣き寝入りするしかありませんでした…。
新興系サービスだけあって、こんなコトも起きちゃうので、仮にも上場したUberが運営してるっていうのは、気持ち的にも安心ですね。
アジア某国に駐在していた人の話では、❝デポジットを取れるだけ取って計画倒産=夜逃げ❞ って会社もフツーにあるらしい…ヒドイ(汗)
メンテナンス
<レンタサイクル>
レンタサイクル店でメンテナンス。
自転車屋さんがレンタサイクルサービスをやっている場合も割と多いと思うので、この点ではレンタサイクルの方が安心だと思います。
対面で借りて返すから、お互いに変なコトはしづらいしね。
<シェア自転車>
運営事業者がメンテナンス。
サービス提供者である運営事業者がメンテナンスをします。
「故障してるよ~」って報告がアプリからできたりもしますね。
まだ2回しか利用していませんが、自転車の状態は「サービスによるな~」っていう印象。
「Uber JUMP」はカナリ状態はイイと思います。
6回乗ってハズレは1回だけ。
動かそうとしたら、なんかギーギー変な音がしたので、すぐに終了しました。
故障車でもお金取られちゃう(数十円だけど)っていうのはデメリットかな。
同じ回数乗った先輩はハズレ車ゼロだったから、12分の1でハズレ確率は8%くらいってコトでいいのかな?
「Uber JUMP」の使い方
ってコトで、「安心・便利・コスパ良し!」と3拍子揃った「Uber JUMP」
使い方を、実際の写真&キャプチャたっぷりで説明していきます。
(ちなみに、ほめちぎってますが、Uberの回し者ではありません。)
TAOはワケあってiPhoneの言語設定を英語にしてます。
なのでキャプチャが英語表示になっちゃってますがご容赦を。
一緒に行った先輩のAndoroid アプリでは日本語表示されてたので、あなたのスマホの言語設定が日本語なら日本語で見れるはず。
ページ遷移は同じだと思うので、読み替えていただければと思います。
Uberアプリを立ち上げる
Uber アプリを立ち上げて、赤丸部分の「Ride」をタップ。
「Bike & Scooter」に切り替えます。
マップから近くの自転車を探してそこに行ってもいいし、こんな感じ↓で街中に置いてあるので、「JUMP」の赤い自転車を見つけたら、そのナンバーを基に予約してもOK。
❝Scooter❞ はこんな感じ↓の電動キックボード。
引用元:techcrunch
コレ使ってる人も沢山いて、とっても楽しそう(!)だったんですが、どうもアメリカの運転免許証が無いと使えないみたい。残念!
使う自転車を決めて予約する
◆マップから自転車を探すとき
マップ上の自転車マークをタップすると、上の画面が表示されるので、「RESERVE」をタップして予約。
◆見つけた自転車を予約したいとき
マップ上で「コレかな?」って自転車マークをタップ。
すると、上の画面みたいに、ナンバーが表示されるので、見つけた自転車の後輪カバーに書いてあるナンバーと同じことを確認して予約すればOKです。
※左側に「SCAN TO RIDE」ってありますね。
見つけた自転車のQRコードをスキャンすれば予約なしでイイのかな?って思ってやろうとしたんですが、何回トライしても、なぜかできなかったです。ナゾ!
予約を確定する
次に、料金が表示されるので、確認して「CONFIRM」をタップ。
料金は都市によって違うみたい。
ロスは、$0.15/分 だったんですが、上に書いた通り、$0.30/分 に値上げされちゃいました。
予約した自転車を見つける
予約を完了したら、その自転車を見つけましょう。
(もちろん、見つけた上で予約してる場合はそれでOK)
予約した自転車かどうかは、後輪カバーのナンバーと、アプリ上で表示されているナンバーが同じかどうかで確認できます。
初回はチュートリアル有
初回だけ、こんな感じでチュートリアルがでてきます。
キャプチャ撮り忘れちゃったけど、最初にその都市の交通ルールが表示されて、「守りますね?」って聞かれます。
同意すると、使い方が画像付きでわかりやすく表示されるので、初めてでも簡単にできると思います♪
予約を認証する
Uber JUMP は、新しい型と古い型があります。
TAOが行ったときは、古い型の方が多かった印象。
新しい型の場合は、アプリの画面から、自転車のQRコード(サドルの下あたりにあります)をスキャンして認証。
古い型は後輪の上にこういう機械↓がついてます。
アプリの画面上にこんな感じ↓でPINコードが表示されるので…
それを機械についてるボタンで入力。
反応が悪いときもあるので、ボタンの真ん中を爪でしっかり垂直に押しましょう。
ロックを解除する
新しい型はケーブルロック。
上の画像通り、ケーブルを手前に引き出して、鍵を右方向に引き抜きます。
古い型はコの字型のパイプ。
サドルの右後ろあたりに刺さってるパイプを右に引き抜くと、すぐ外れます。
機械の左側に穴が2つあるので、そこにパイプを差し込みましょう。
動作確認をする
ロック解除できたら、まずはちゃんと動くか、ブレーキはきくか、パンクしてないかを確認しておきましょう。
万が一、ブレーキが壊れてたりしたら事故に遭うかも。
このひと手間が大事です。これはレンタサイクル屋さんで借りる時も、ちゃんとやっておきましょうね。
サドルの高さを調整する
サドルの高さも、足がちゃんと地面に着くように調整しておきましょう。
サドルの根元にあるバーを手前に引くと、高さを動かせます。
位置を決めたらバーを戻して、しっかりロック!
GO!!
準備ができたら出発!!
サンタモニカ~ベニスビーチ近辺は、Bike Road が決まっているところもあるので、ちゃんとそこを走るようにしましょうね。
海風を感じながらのサイクリング、最高に気持ちいいです♪
終わるときは?
利用を終えたいときは、まずはジャマにならないところに停めます。
そしたら、後はロックするだけ。簡単!
ロックの仕方は解除と逆。
新型:鍵を差し込む。
旧型:コの字パイプをガシって入れる。
ロックすると、アプリの画面に終了通知と料金が表示されるので、ちゃんと確認しておきましょう。
「ちょっとコンビニに寄りたいだけ」みたいに、その自転車を確保しておきたいときは、ホールドしておくコトも可能。
ホールド中も料金はかかります。
但し1時間とかだったか、制限があった気もする。
(キャプチャ撮り忘れちゃいました…。)
終了していい場合は、「DONE」をタップ。
最後に料金を確認して「DONE」をタップすれば、利用終了。
旧型だと、機械の画面でも確認・操作できます。
駐輪禁止エリアに注意!
利用を終了しようとしたとき、停めたとこが駐輪禁止エリアだと、こういう↑アラートが出て、終了できません。
(厳密にいうと、たぶん終了はできるけど、罰金を加算される。)
これが出ちゃったら、「HOLD BIKE」を押して、駐輪禁止エリア外まで出てから停めましょう。
駐輪禁止エリアの基準はよくわからなかったんですが、たぶんマップ上に赤枠で表示されるトコ↓がダメなんだろうな、って気がします。
☆☆☆
以上!「Uberアプリで使えるシェア自転車 ❝JUMP❞ の使い方〈ロサンゼルス〉」でした。
お読みいただきありがとうございます♪
<ロサンゼルスの移動方法の記事はこちら↓>
<ロサンゼルス旅行のお話達はこちら↓>