アラサーOLひとりたび

セレブじゃない。バックパッカーでもない。フツー女子に贈る、海外"ひとりたび"の作り方。

【解説編】旅の準備でやっておくべき10のこと[後編]<安全に楽しむための35のルール>

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海外女ひとり旅を安全に楽しむための7大原則と35のルール」を詳しく解説する記事、第4弾。

基本的な考え方である「7大原則」を具体的な行動に落とし込んだのが35のルール」です。

その「35のルール」を旅の段階ごとに分けて詳しく解説していきます。

今回は「旅の準備」後編!

 

<このシリーズの記事はこちら↓>

www.solotrip-lover.com

 

緊急時の連絡先リストを作っておく

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パスポートやクレジットカードが盗難にあった。

交通事故に巻き込まれてケガをした。

 

考えたくないけど、こんなピンチがくる可能性はゼロじゃない。

もしそんな目に遭ってしまったら…

 

TAOならパニック状態に陥ります。

 

そんな状況でも、言葉の通じない国でたったひとり。

自分でなんとかしなくちゃいけません。

 

だから、そんな時にスグに助けを求められるように、緊急時の連絡先リストを作っておきましょう。

 

「誰に助けを求めればいいの?」

まずは大使館・領事館。

犯罪被害に遭ってしまったら、真っ先にココに連絡しましょう。

外務省のWebサイトでもこんな風に書いてくれてます。 

もしも、海外で事件・事故等のトラブルに遭遇したら
海外で日本人が事件・事故等のトラブルに遭遇したり、緊急入院した場合、在外公館(日本大使館・総領事館)では、制約があってできないこともありますが、解決方法について相談に応じます。お気軽に御相談ください。
 
在外公館で行っている案内・助言や支援等
  • 弁護士や通訳に関する情報の提供
  • 医療機関情報の提供
  • 緊急時等における御家族との連絡支援
  • 現地警察や保険会社への連絡に際する助言・支援
  • 緊急移送に関する助言・支援(現地での治療が不可能な場合)
  • 被害者等の御家族のパスポートの緊急発給要請
  • 領事面会(逮捕・拘禁された場合に、ご希望があれば)
制約があってできないこと
  • 病院との交渉、医療費・移送費の負担、支払い保証、立て替え
  • 犯罪の捜査、犯人の逮捕、取締り
  • 相手側との賠償交渉、など
詳しくは、こちらを御覧ください。
 

海外にある日本国大使館・領事館のリストはこちら↓

在外公館リスト(目次) | 外務省

 
そして保険会社。

詳しくは次の項で説明しますが、海外旅行保険は必須。

保険会社に電話すれば、補償してもらうために必要な書類なんかも含めてアドバイスが受けられます。

病気やケガの時は、日本語で診療してくれる病院も教えてもらえたりします。

 

クレジットカードを盗まれたトキは、スグに止める必要がありますね。

大抵のカード会社は、各国に窓口を設けてるので、そこの電話番号もリストに加えておきましょう。
コレ、国によって番号が変わるので、毎回必ず確認してください。

自分のカード番号を控えておくことも忘れずに。

 


JCBは、日本人が多い都市にはJCBプラザという支店を設けてる場合があります。
対面だと安心だし、代わりのカードをすぐに発行してもらえる場合も。

www.jcb.jp 

そして、スマホ、特にiPhoneは盗難に遭いやすいので、ケータイ加入先の緊急連絡先番号もあると安心。


TAOは毎回、こんな感じ↓で作ってます。

 

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大使館の住所は現地の言葉でも書いておくと、行かなくてはいけなくなったときに、人に聞きやすいかな、と思ってます。

「そうなっちゃってからネットで検索すればよくない?」

それもアリ。だけど、スマホごと盗まれたら??

TAOは、そんな緊急時に海外でネットカフェを探して、入って、検索して…なんてできる気がしません。

気が動転しているときは、やらなきゃいけないコトは少ない方がいいハズ。

万が一の事態にスグ対応できるように。時にはアナログも有効です。

保険に入る

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「安心」のために、海外旅行保険には入っておきましょう。

 

何を補償してくれるかというと、こんな感じ。

 

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※単位は(千円)なので0を3つ付けてください。

 

↑TAOがこの間香港に行ったトキの、実際の保険証書です。

一般的にはコレに死亡補償が入りますね。

TAOはクレジットカードの付帯保険が沢山あるので、トータルでちょうど良い金額になるように、カスタム型の保険で調整してます。

 

死亡補償はクレカの方で充分なので付けてないんです。

 

ただ、考えたり計算するのがちょっと面倒。まずは保険会社のオススメパッケージにしとけば大丈夫かな、と思います。

緊急歯科治療とか、テロ等対応費用なんかもあるんです。

携行品損害、といって盗難に遭ったときも補償してもらえます。

※保険会社・プランによって異なります。

 

他にも、フライトが遅れたり欠航になって、急遽ホテルを延泊することに!

なんて事態も補償してくれたりします。

 

そして、一番大事なのが「治療・救援費用」

海外では、当然日本の保険証は使えません。

 

つまり、全額自己負担!

 

万が一入院でもしようもんなら数百万円かかることも。

さらにチャーター機で日本へ医療搬送(救急車みたいな感じで、医療機器&医療チーム付)なんてことになれば、数千万!

www.medsos.jp
コレ、払えますか??

 

こんな感じの補償に加えて、「アシスタントサービス」みたいな感じで、海外で何かあったとき、アドバイスをくれるサービスもあります。

 

何でも自分でやりきらなきゃいけないひとり旅にとって、コレは大きな「安心」を与えてくれます。

 

日本語で診療してくれる病院を紹介してくれて、提携してる病院なら保険からそのまま支払いをしてくれるところも。

 

保険料は行き先と日数によって変わりますが、だいたい1000〜5000円くらい。激安ってワケじゃないけれど、決して払えない額ではないですよね?

 

数千円で安心が買えるなら安いもの。

海外旅行保険は必ず入っておきましょう。

 


クレジットカードには、海外旅行保険が付帯しているものもあります。

 

「あ、私の付いてるから、保険は入らなくて大丈夫だね♪」

 

ちょっと待って!

それ、自動付帯ですか?

 

クレカに付いてる保険には、自動付帯と利用付帯の2種類あります。

 

自動付帯:持ってるだけで自動的に適用

利用付帯:そのカードでツアーやフライトの支払いをしたときだけ適用

 

利用付帯の場合、対象サービスをそのカードで購入していないと適用されないので注意!必ず確認しましょう。

 

そして、クレカの保険は、補償内容が限られていたり、支払い上限が少ない場合が多いです。

死亡補償だけついていて、最も大切な救援者費用が入ってないことも珍しくありません。

しっかり補償内容を確認して、足りないな、と思ったら一般の海外旅行保険で補いましょう。

クレジットカードは最低2枚作っておく

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海外旅行にクレジットカードは必須です。

持ってない場合、作るのに長いと1ヶ月くらいかかっちゃうのでスグに作りましょう。

「なんでクレカ必須なの?」

まずはホテルのデポジット

宿泊費をツアーで払っていたとしても、部屋の備品を壊しちゃった場合や、レストランの部屋付にした分の支払いを保証するために、チェックイン時にデポジットを求められることが結構あります。

コレは何もなければちゃんと戻ってくるので安心してくださいね。

 

現金で払うこともできなくはないハズですが、数万円を現地通貨で。

戻ってくるのは最終日なので使い所がないですね。

日本円にまた戻すのは、両替手数料分ムダになっちゃいます。

 

ホテルでは身分を証明する意味もあります。

パスポート+クレカで確かに本人で間違いないと証明します。

そもそも、クレジットカードを作れるということは安定収入がある証拠でもあるので、そういう意味でも重視されるよう。

 

そして、欧米もアジアも、基本カードや電子マネー社会です。

屋台や小さなお店、国によってはコンビニなど、現金しかダメなところもありますが、観光客が行くようなところは大体カードでOKです。

 

大金を持ち歩くのは危ないし、盗られたとしても、カードなら止められるし被害額は補償されますが、現金はまず戻ってこないです。

 

それに、カードの方が為替手数料が少なく済むことがほとんど。両替手数料って地味にきます。

 

なので、基本はカード払いでいきましょう。

「なんで2枚もいるの?」

これは3つの理由があります。 

  • お店によっては1つのカードブランドしか対応していない
  • システムトラブルで、特定のカードブランドが使えなくなる場合がある
  • 貴重品を分散させるため

つまり、異なるカードブランドを1枚ずつ、そして分散して持っておくと安心なんですね。

ブランドは、VISA とMasterがベスト

アメックス、JCBは国によっては使えないところも多いです。

ダイナースは、ごめんなさい、持ってないのでわかりません! 

貴重品は分散させる

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コレもよく言われる事ですね。

紛失や盗難に遭ったとき、被害を最小限にして、なんとか日本に帰れるようにしておきましょう。

TAOは心配性なので、現金&クレカは4つに分けてます。 

  • メイン財布:基本的に支払いはコレで
  • サブ財布:バッグの奥底にチェーン付で入れておく
  • パスポートケース:ホテルのセキュリティボックスに
  • 封筒:スーツケースに鍵をかけて

 

上2つは持ち歩き用、下2つはホテルに置いておく用です。

 

メイン財布はカジュアルなモノで、どう見てもお金持ってなさそうなヤツ

これならどこでも気軽に出せます。

中身はだいたい1万円以下。それと、メインのクレカを入れてます。

 

サブ財布は薄型でかさばらないモノ

メインより、ちょっとちゃんとしてるので、高級な感じのお店ではこちらを出します。

こっちには、現地通貨+日本円で1万円以下サブクレカ

 

そして、高級ホテルならセキュリティボックスが一番安心な気がしてます。

これが中級以下だと、そもそもホテル自体のセキュリティが甘かったり、ホテルのスタッフが泥棒なんてことも。

なので、部屋の中でも2つに分けてるんですね。

 

この2つには、それぞれ予備のクレカ日本円で2万円くらいずつ入れてます。

 

さすがにコレ全部盗まれることはなかなか無いと思います。

ちょっと面倒ですが、コレで「安心」を得るのがTAO流です。

 

他にも、失くしちゃ困る書類↓は「大事な書類セット」として、メイン財布以外の3カ所に分けて入れてます。

  • パスポートコピー
  • 海外旅行保険証券
  • 緊急時連絡先リスト
  • Eチケット控え
  • ホテルの予約確認書
  • オプショナルツアーや交通系の予約確認書

飲み慣れた薬&経口補水パウダーを持っていく

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海外の薬は、その国の人の体格や体質に合った形で作られてます。

なので、日本人には強すぎることがほとんど。

それに、なんだかよくわからないパッケージの薬、飲みたくないですよね。

 

毎日飲んでる薬がある人はもちろん、そうでない人も、胃腸薬や頭痛薬、風邪薬なんかの基本的な薬は持って行った方が安心です。

 

海外旅行中は、気候や食べ物、水の違いなんかで体調を崩しちゃうこともありますからね。

 

ただし、たまに税関で突っ込まれることが。

ちゃんと説明できるよう、英語でなんていうかは覚えておくor書いておくとより安心です。

 

怪しまれないように、市販薬の場合はパッケージを開けずにそのまま持っていくとベスト。

なんとなく、粉薬は余計な誤解を生みかねない気がするので、TAOは錠剤派。

 

処方薬は、処方箋を持って行ったり、どうしても無いと困る薬の場合は、お医者さんに英文で説明の紙を書いてもらうこともできます。

 

TAOは初めてのひとり旅のとき、1回だけ頼みました。

 

「いらないんじゃないの?そんなの。」

とお医者さんにも言われたものの、どうしても心配で…。

5000円と割とお金かかったものの、結局使わなかったんですけどね。

でも、「安心」は手に入れました!

 

TAOは今までの18回の旅行で1回も突っ込まれたことはないので、あんまり気にしすぎなくても大丈夫かな?とは思いますが、「こんなこともあるよ」ってコトは知っておいて損はないと思います。

 


検疫の厳しいオーストラリアなんかだと、漢方薬は申告が必要だったりします。

植物系のモノとみなされるみたいですね。 

薬に限らず、行き先の持ち込み禁止品や申告が必要なものは、事前に確認しておきましょう。

 

そして、薬じゃないけどTAOが必ず持っていくのは熱中症対策グッズ!

 

特に、南国に行くときは必須です。

そもそも、熱中症になりやすい体質っていうのもあるんですが、初めてのひとり旅inバリで熱中症になったのが相当トラウマで…(汗)

 

一番重宝してるのが、OS1とかの経口補水パウダー。

最初はペットボトルを持っていってたんですが、飲まなかったトキ、帰りに嵩張るのでパウダーに切り替えました。

 

小さいトキ、家でポカリの粉を水で溶かしてませんでした??

あんな感じで必要なときだけ使えるので便利です。

粉類は誤解されそうなんで避けてるんですが、これだけは譲れない!

まぁ、万が一没収されても仕方ないかって思えるっていうのもありますね。

 

あとは塩タブレットも必ず持ってきます。

暑いなぁって思ったら、水分を沢山とって、1時間おきくらいに塩タブレットを食べてるとだいたい乗り切れます。

 

熱中症になりやすい人はもちろん、そうじゃない人も、試してみてください♪

 

以上!「海外女ひとり旅を安全に楽しむための7大原則と35のルール」のうち、「旅の準備でやっておくべき10のこと[後編]」でした♪

 

<「タビナカで気をつけるべき20のこと」の詳しい解説編はこちら↓>

www.solotrip-lover.com

 

お読みいただきありがとうございます!

 

 

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