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元のアカウントを解約しても、30日間はデータが残っちゃってて、やっぱり新アカウントで認証できない。
っていうことで、1カ月間、じ~っと待ってました。
うっかりログインしちゃわないように気を付けながら。
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さて、ロサンゼルス旅行の記事と「❝ひとりたび❞ の作り方」を交互に書いてます。
今回は「❝ひとりたび❞ の作り方」。
<関連記事>
ちょっと前にご紹介した逆引き計画の第1段階「フライトから行き先を絞り込む」を数回に亘って詳しく解説していく記事、第2弾です。
<第1弾はこちら↓>
ざっくりおさらい
以前の記事、「初めての ❝ひとりたび❞ の作り方を簡潔に5行でご紹介。」でざっくりご紹介した、「フライトから行き先を絞り込む」の詳しいやり方は…
Step1:JAL/ANA 直行便があって、イイ時間に発着する都市から、気になるところをピックアップする
でした。
このうち、「JAL / ANA」=日系フルサービスキャリア です。
外資系もLCCも、イイトコ沢山あります。
だけど、初めてのひとり旅、特に海外旅行の経験が少ない人・英語が得意じゃない人には、デメリットの方が大きいっていうのがTAOの考え。
ってコトで、「なんで?」を1つずつ説明していってます。
今回は「なんでLCCじゃダメなの?」編。
LCCって何?
「LCC=安いってコトは知ってるけど、実はあんまりよくわかんない…。」
って人も沢山いると思うので、まずはそこをご説明。
Low Cost Carrier の略。低コスト運営で、安い運賃を提供する航空会社。路線網が豊富で、多様なサービスを行う既存社(FSC:フルサービスキャリアーなどとも呼ばれる)に対し、路線を絞った運航▽単一機種の座席を増やして高頻度運航▽インターネット予約▽預け入れ荷物や機内食の有料化、といった手法をとる。日本では格安航空会社の呼び名で定着した。
出典:朝日新聞掲載「キーワード」
イロイロ探しましたが 、この説明が一番わかりやすい気がする。
「LCC=ローコストキャリア」 の反対は「FSC=フルサービスキャリア」です。
飛行機の一番大事な役割は、「出発地から目的地まで乗客を安全に運ぶこと」。
FSC はこの基本の役割に加えて、
「旅行だもんね。荷物いっぱいあるよね。
大丈夫!ちゃんと荷物代も料金に含まれてるからね。」
「7時間も飛行機乗ってたらお腹空くよね。
大丈夫!ちゃんとご飯も出すからね。」
「最近メキシコに行く人が増えてきたな~。
良し!うちも就航しよう!」
って感じで、乗る人のニーズを先回りして、手荷物や機内食なんかのサービスを料金に予め含んでいたり、沢山の路線を持ってビジネスを大きく手掛けています。
それに対して、LCC はその基本の役割のみを重視。
「最近ミニマム流行りだし、実は受託手荷物なんていらないって人もいるんじゃない?」
「機内食だって、食べないで寝てる人、結構いるよね。」
「乗客が多い路線だけに絞った方が経営効率イイよね。」
って感じで、すっきり割り切って、
「それより何より安いのがイイよね!」
「必要なサービスはオプションで買えるよ。」
ってスタンスです。
食事に例えると…
LCC=白ごはんのみ!
お菜は別で買ってね。
FSC= 納豆定食(エコノミー)
→ プレミアムエコノミー:プラス 焼き鮭とデザート付
→ ビジネスクラス:ちょっとイイお店の懐石コース
→ ファーストクラス:ミシュラン星付きレストラン
ってイメージ。(独断と偏見による。)
日本の航空会社でいうと、ANA・JAL は「FSC」、ピーチやバニラエアは「LCC」。
じゃあ、「スカイマークやソラシドエアは??」
というと、「MCC:Middle Cost Career(ミドルコストキャリア)」なんて分け方をされたりもするようです。ちょうど真ん中ってコトですね。
とはいえ、「MCC」は今のところ基本国内線メインなので、このシリーズでは扱いません。
FSCとLCCの違い
「LCCって何??」
っていうのがわかったところで、
「じゃあ、具体的に何が違うの??」
っていうところを見ていきましょう。
ひとくちに「FSC」「LCC」といっても、当然会社ごとにサービスも料金形態も違うワケですが、代表的な例ということで、親子会社である「ANA=FSC」と「バニラエア=LCC」の違いを表にしてみました。
色んな違いがありますが、赤字部分はFSCに慣れている人にとっては
「えっ!?LCCってそうなの??」
となりがちな部分かな、と思います。
受託手荷物・機内食などのサービスは有料
ざっくりまとめると、LCCはコストを抑えることに主眼を置いているので、「飛行機に乗って目的地へ行く」という行為以外は全て有料だと思ってもらってイイかと思います。
手荷物は女子にとっては重要度大
受託手荷物が有料っていうのは特徴の1つですね。
「機内持ち込みしちゃえばいいから大丈夫!」って思うかもしれませんが、
その機内持ち込み手荷物の重量制限も厳しいのがLCC。
7kgって、男性ならともかく女子には結構厳しいです。
iPhone やモバイルバッテリーなんかのガジェット類は重いし、女子なら「ヘアアイロンは必須!」とか「化粧品はいつも使ってるシリーズ全部持ってかないとイヤ!」なんて人も多いハズ。
軽いことで有名なリモワのスーツケース「サルサエアー」でもスーツケース自体の重さが1.9kg。一般的なものだと、だいたい3kgくらいはいっちゃうと思います。
ちなみに、この機内持ち込み手荷物 「7kg」 には身の回り品(=いつも持ってるバッグ)も含まれるので、それを入れて残り4~5kg。
「5kgって言われても、どんな感じかわかんない。」
「頑張って7kg以内に収める!」
て人はこちらの記事がわかりやすかったのでどうぞ↓
機内食や飲み物も有料
LCCは基本、短中距離路線。長くても7時間くらいのフライトなので、機内食は別に無くても死なないと思います。
でも、飲み物は大事!
ただでさえ狭いLCCの機内でエコノミー症候群を防ぐには水分摂取は必須です。
そもそも飛行機ってめっちゃ乾燥するし。
ちなみに、バニラエアで500mlのミネラルウォーターを買うと200円します。
バニラエアはLCCでは珍しく機内への飲食物持ち込みOK(アルコールを除く)らしいので、そこまで大きな問題ではないかもしれませんが、他社LCCでは一切の飲食物持ち込みNGのところも多いです。
飛行機に飲み物を持ち込む場合は、保安検査場通過後の出国後エリアで買いましょう。
100ml以上の液体は保安検査を通過できないですからね。
例外として、シンガポール・チャンギ空港などの一部の空港では、搭乗ゲート前で保安検査を行います。こういう場合は、いくら空港内で買ったものでも機内に持ち込めないので注意!
寒さ対策や暇つぶしは要・事前準備
FSCなら各座席に置いてあるブランケットも、LCCにはありません。
日系ならまだ何とかなるかもしれませんが、外資系はLCCに限りませんが基本機内が凍えるレベルで寒い。
機内で買うこともできますが、「記念に♪」って人以外は自分で用意しとく方が安上がり。でも荷物は増えちゃいますね…。
そして、FSCなら座席についてるモニターも基本ありません。
iPhone や Kindle に映画をダウンロードしておいたり、本を持ってくとか暇つぶしグッズも用意しておく必要有。もちろん「寝てるから問題なし!」って人はスルーでOK。
座席指定も有料
これはひとり旅の場合は気にならない人も多いかな。
最近、ANAも場合によっては(下の方の予約クラス=安い航空券、かつ機内前方通路側&窓側)有料になっちゃったしね。
でも、TAOみたいに「トイレ近いから絶対通路側じゃないと無理」って人や、「飛んでる時に景色を撮りたいから窓側でしょ!」って人にはあんまり嬉しい話じゃないと思います。
逆に考えれば、座席指定する人が減る分、お金を払えば希望の座席に座れる可能性が高くなる、とも言えるかも。
空港やゲートが遠い
引用元:【電車駅→第3ターミナル】 : 【NRT T3】成田空港第3ターミナル(LCC専用)徹底ガイド! - NAVER まとめ
そして利用空港や搭乗ゲートも遠いところが多くて、大多数の人にとっては不便。
TAOが利用する成田空港では、LCCの発着は第3ターミナルなんですが、「第3ターミナル駅」っていうのはありません。
「空港第2ビル」駅から15分歩くか、シャトルバス移動。
(成田空港公式サイトでは徒歩15分となってますが、他のサイトだと20〜25分って書いてるとこが多いですね。来週行くので測ってみます!)
<測ってきました!な記事はこちら↓>
車で行く人や「成田の方が近いからOK!」って人、あとは国内の地方空港利用の場合は、そもそも空港一つしかないのでここは問題無し。
但し、目的地の現地空港も市内から遠い場合が多いです。
台北でいうと桃園、ソウルなら仁川とかね。
これは都市に近い空港は着陸料が高いから。
そして搭乗ゲートも遠い場合が多くて、バス利用の割合も高いです。
これはボーディングブリッジを使うと利用料がかかるかららしい。
こういう細かなトコまできっちり節約するのがLCCなのです。
チェックインは長蛇の列
これはタイミングの問題もありますが、基本的にめっちゃ並ぶと思った方がいいです。
グランドスタッフもミニマムでやってるので、そもそもカウンター数が少ないんですね。
オンラインチェックインや、自動チェックイン機もまだまだ非対応がところが多いです。
航空会社や利用する空港によっては、「オンラインチェックインはできるけど、搭乗券発券するのにカウンターに寄ってね♪」っていう「それってオンラインチェックインの意味あります?」な場合も。
そしてここで問題になるのが手荷物。
LCCは、機内持ち込み荷物のサイズや重量チェックをきっちりやる場合が多いです。
引用元:ANAグループLCC バニラエアでセブがもっと身近になる!|セブ王
FSCは、規定はあるものの「あからさまに超えてるよね?」ってトキ以外は基本スルー。
あくまでTAOの経験上ですが、今までの66回のフライト中、FSC(+MMC)利用は58回。一度も手荷物を測られたことはありません。
(そもそも気を付けてるからっていうのはあると思うし、規定は規定なので、測られても文句は言えないですよ~。)
で、この手荷物チェックでひっかかる人が多いんです。
そもそも規定を知らないのか、「大丈夫でしょ!」と思っているのか。
ツアー利用だと、LCCって意識せずに買ってる人もいるからかもしれません。
そして、LCCの場合は規定をオーバーすると有無を言わさず預けさせられます。
そうなると、最初からオプションの「受託手荷物料金」を払っていれば ¥3,000*¹ で済んだところ、「空港カウンター手数料」¥2,000*² も追加されて、プラス¥5,000 (!)なんてことに。
これが納得いかずにカウンターでもめる人がいたり、その場でスーツケースから荷物を取り出して何とか軽くしようと試行錯誤しようとする人がいたり…。
そんなこんなで、列が全然進まない、っていうのがLCCあるある。
*1:バニラエアで成田→台北の場合の料金
*2:バニラエアの場合
ちなみに、チェックイン締め切り時間も、LCCはとっても厳格です。
50分前と言ったら50分前。
電車が遅れようが道が混んでようが1分でも過ぎれば乗せてもらえません。
搭乗締め切りも同様に厳しいらしいです。
表の通り、LCCはそもそも締め切り時間が早い&搭乗ゲートが遠い場合が多いので要注意。
シート間隔はやっぱり狭め
LCCは、一度に沢山の乗客を飛ばすため、FSCよりも座席を詰め込んでます。
なので前のシートとの間隔が狭めなんですね。
例えば、東京 ⇔ 台北線で ANA とバニラエアを比べると…
ANA:34インチ ※最新機種
バニラエア:29インチ
5インチ=12.7cm の違いは結構大きい気がする。
バニラエアは実際乗ったこともありますが、まぁ女子で短距離なら許容範囲カナ、という感じ。もちろん、広いに越したことはないですね。
ANAとの比較写真が載っているこちら↓の記事がわかりやすかったのでどうぞ。
バニラエア(Vanilla Air)の座席の広さ・快適さを検証してみた - まったり空の旅
※上に挙げたANAの最新機種ではなく、バニラエアと同じA320での比較です。
LCCのメリット
引用元:ピーチとバニラ、経営統合へ!2020年を目処にブランドをピーチに一本化、近く公式発表 | LCCニュース・セール
と、いうことで、FSCを基準に主な違いを並べてきました。
FSCよりコストを抑えているワケで、どうしてもマイナスポイントばかりになってしまったので、名誉挽回、LCCのメリットもきちんとご紹介しておきます。
とにかく安い
これはもうホント言うまでもないですね。
LCCの一番のメリットです。
だいたいFSCの半額〜7掛けくらいかな。
これはもちろん、受託手荷物や機内食などのオプションつける前の料金なので、FSCとはサービス内容が違う前提ではありますが。
実際にSkyscanner で検索してみました。
例として、約2カ月先、9月の3連休の東京↔︎台北です。
この3つは全てLCC。
スクートはシンガポール、タイガーエアも元々シンガポールの会社ですが、「タイガーエア台湾」はチャイナエアラインとの合弁で台湾の会社です。
3万円前後で行けちゃいますね。FSCで沖縄行くより安いかも?
対して、こちらは主にFSC。もちろん、同じ日程・同じタイミングの検索結果です。
ピーチ以外は全部FSC。
キャセイは香港、エバーは台湾の航空会社です。
ピーチはFSC並みの料金ですね。1本/日しかないから安いのが売り切れちゃったのか。
日系FSCであるANA/JAL は5万円弱。
同じく日系のLCC、バニラエアと比べると約1.3倍。やっぱりLCCはFSCの7掛けと言えます。
ただコレ、その日程で各航空会社の一番安い料金が表示されてるので、時間帯はまちまち。
当然、現地深夜着や早朝発などの不便な時間帯は安いので、3連休をしっかり満喫できる、午前日本発&午後現地発で比べてみます。
※ANAは現地16:45発
ANAもバニラエアも、一気に料金が跳ね上がります。そして価格差は約2倍。
どうでしょう??
LCCの安さを実感できたかと思います。
キャンペーンで買えればさらに破格
安さがウリのLCCは、信じられない料金でのキャンペーンも頻繁!
片道390円って、どう考えても利益ゼロどころかマイナスですね。
これはカナリ安いキャンペーンですが、片道5000円以下のキャンペーンを、毎週のように、どこかしらの航空会社がやってます。
もちろん、こういう激安運賃は席数限定。
日付も、みんなが休みやすいところは当然取りにくいです。
キャンペーン開始と同時にWebにアクセスしても取れるか取れないか、という争奪戦。
でも、取れれば、これ以上ないくらい安く海外旅行に行けちゃいます。
目的地は二の次で、「キャンペーン運賃で取れたところに行く」って人もいるくらい。
行ってみたいところにLCCが就航していたら、参戦してみる価値アリ!!
片道で買える
これはLCCが勝ってるところですね。
旅行会社経由なら、FSCでも往復違う航空会社で行けることもありますが、基本は同じ会社。
片道でも買えないことはないんですが、往復と変わらないくらいの金額になっちゃってコスパが悪いです。
対してLCCは、そもそも片道運賃が基本。
これの何が良いかって、好みの時間帯を組み合わせられること。
「往路はバニラエアの時間がイイけど、復路はピーチの時間がベストなんだよなぁ。」
なんてときも、悩むことなくフツーに片道ずつ買えちゃうっていうのは、とってもありがたいです。
機内パフォーマンスがぶっ飛んでたりする
FSCは良くも悪くもちゃんとしてます。
ちゃんとしてる=遊びがない(少ない)ってコトでもあります。
その点、LCCはCAさん達も自由で楽しそう♪
やっぱり新しい会社は、どこの業界でも元気がイイです。
引用元:機内アナウンスが秀逸すぎる航空会社5選! | TABIPPO.NET [タビッポ]
ってコトでこんな機内アナウンスをしてみたり…
こんな機内イベントをやっちゃったり!!
TAOは残念ながら、こういうのに当たったことはないんですが、いつか遭遇してみたいものです。
機内食メニューが豊富
「機内食は無くても死にません」と書きました。
書きましたが、世の中機内食フリークの人も結構いるハズ。
LCCの機内食は有料だけあって、種類が豊富で結構美味しいイメージです。
タダでくれたモノに文句を言う人はなかなかいませんが、お金を払うとなればお客さん側も色々求めるものですしね。
例えばバニラエアだとこんな感じ。
FSCだと、選べても和食か洋食の2択ですが、こんなに沢山の中から好みのモノを選べるのは嬉しいですね。
ちなみに、バニラエアの名物クリームパンは確かに美味しかった!
引用元:大人気!とろ~りクリームパンがPeachと初のコラボレーション!
そして、実は今まで食べた機内食で一番美味しかったのは、Jetstar のケアンズ便で頼んだOZビーフだったりします♪
それでも、初めての海外女ひとり旅にLCCをおすすめしない理由
そう。
LCCにもイイトコいっぱいあるんです。
だけど、それでもやっぱり「初めての海外女ひとり旅」にはLCCはオススメできない大きな理由が2つ。
気にしなきゃいけないポイントが多くて疲れちゃうから。
ここまで見てきたように、LCCは「フツーの航空会社=FSC」とはだいぶ違います。
一言でいうと、「自己責任」の度合いが大きいんです。
だから自分で決めなきゃいけないこと、気をつけなきゃいけないことが多い。
- 予約時にオプションの手荷物を追加する?
- っていうか、追加したらFSCと料金あんまり変わんなくない?
- 日本帰着が深夜だけど、家までの終電はある?
- っていうか、成田までの交通費考えたらFSCの羽田発とトントンじゃない?
- 機内持ち込み手荷物は規定内にちゃんと収められそう?
- チェックインに時間がかかるっていうし、ゲートも遠そうだけど、空港には何時間前に着いてれば安心?
「判断」って、エネルギーを使います。
何度もしつこいようですが、海外女ひとり旅で一番大事なのは自分の判断力。
特に、現地での安全のために最もかかせないモノです。
それを出発前から沢山使っちゃうと、疲れて現地で頭がにぶってしまいかねません。
そして、LCCは時間に対してとっても厳しいし、カウンターや搭乗で長時間並ぶことも多々あり。
もちろん、FSCでも並ぶときは並ぶんですが、確率論としてはやっぱりLCCの方がその傾向が強いです。
間に合わなくなりそうで、焦って空港内を走る羽目になったり、ちっとも進まない列に重い荷物を持って延々と並んだり。
初めてのひとり旅のスタートとしては、あんまり歓迎したくない事態です。
自分の体調を心身ともに絶好調な状態で現地に降り立つために、余計な労力は使わないでおきたいですよね。
やっぱり遅延リスクが高い
データ参照元:航空会社別・定時運航率ランキング(OTP≒遅延率)2017年6月-2018年5月 | バジェットな旅行記ロク
これは、2017年6月~2018年5月の1年間の定時運航率の比較です。
遅延率に換算してみると、
FSC:15.8% 約6.3本に1本が遅延
LCC:28.2% 約3.5本に1本が遅延
LCCは、FSCの 約1.8倍 遅れる計算になります。
「なんでLCCは遅れやすいの?」
っていう理由については色々と言われてますが、大きな理由としては❝過密スケジュールでの運行❞が挙げられます。
航空会社は、「ハブ空港」と言われる、拠点となる空港をそれぞれ持ってます。
そこから目的地に飛ばすワケですが、当然行きっぱなしじゃなく帰ってこないといけません。
図にするとこんな感じですね。
これはめっちゃシンプルにしてますが、例えばこの路線では、A・B 2機の機材が合って、それを順番に飛ばすことで片道2便/日就航させてます。
ごちゃごちゃしちゃうので書かなかったんですが、実際は、このA・Bが、自分のホームに戻ってきたら、また目的地に飛んで、一日に何往復かするパターンが多いです。
ここで見ていただきたいのが★の駐機時間。
これは、行った飛行機がまた飛び立つまでの間に、機内の清掃をしたり、機体のメンテナンスをしたり、貨物を積みかえたり、パイロットやCAさんの休憩として使ったりする時間です。
FSCだと、少なくとも1時間は見てるはず。
この時間は当然お金を生まないので、できる限りこの駐機時間を少なくして、往復回数を多くする、というのがLCCです。
TAOが去年乗ったマレーシアのエアアジアでは、国内線ではあるものの、この駐機時間がなんと15分!
「絶対メンテナンスしてないでしょ~っ!!汗」
ってめっちゃ不安になりました。
こうやって詰め込んだスケジュールでやっていると、順調な時はイイですが、どこかがつまずいて遅延すると、ドミノ式に遅れていっちゃうんですね。
FSCなら、予備用の待機してる機体があったりして、「ヘルプ!」ってできますが、LCCはもちろん、そういうコストを削減しているから安いわけで、最低限の機体数で行き来するしかない。
これが、構造的にLCCが遅延しやすい主な理由の一つ。
時間に余裕がある旅なら、そして何度も行っている海外旅行なら、「そんなトラブルもまた旅の楽しみ♪」なんて思えちゃうかもしれませんが、ドキドキでいっぱいの 「初めての海外女ひとり旅」。
これがTAOの初めてのひとり旅なら、間違いなく、どうしていいかわかんなくなって泣きそうになると思います。
もちろん、FSCなら遅れないってワケじゃないんだけど、ちょっとでもリスクの少ない方を選びたいですね。
☆☆☆
と、いうことで、「初めての海外女ひとり旅」にはFSC=フルサービスキャリアをオススメします!
さらっとご紹介するはずが、なんだか書きたいことが沢山出てきて、1万字近くになっちゃいました(驚)
長文をお読みくださった皆様、 ありがとうございました!
<Step1-③はこちら↓>
<❝ひとりたび❞ の作り方【初心者編】の記事はこちら↓>